JAS法有機農産物に使用できる農薬で
ICボルドーは3種類あります。
ICボルドー412、ICボルドー66D、ICボルドー48Q
ICボルドーについて
66Dが一番適用作物が多く、有効成分の含有量も多いです。
軟腐病をはじめ、各種疫病に効果あり
ICボルドー 【成分】
有効成分: 塩基性硫酸銅
ICボルドー412:2.0% ・第18644号
ICボルドー66D:3.7% ・第18645号
ICボルドー48Q:2.5% ・第18646号
ICボルドー 【特徴】
1.多くの作物の広範な病害に対して、殺菌効果がある。
2.コストが安い。
3.耐性菌が出ない。
4.殺菌持続効果(残効)が長い。
5.水で希釈するだけでよい。
6.長期保存ができる。
7.葉への付着力が非常に大きい。
8.微粒子のために目詰まりしない。
ICボルドーから放出される銅イオン(Cu2+)が病原体に吸着・透過し原形質のSH化合物と結合し、酵素系を阻害。
病原菌の生理機能を消失させ死滅する。
ボルドー液は、殺菌剤としてフランスで誕生してから約 120年の歴史をもつ農薬です。病原菌に対する殺菌効果と、植物の病害抵抗性を強める二つの働きがあり、今日においても広範囲に使用されています。
植物に散布されたボルドー液の粒子は、葉や果実、幹などの表面を覆い、外部からの病原菌侵入を防止します。散布された不溶性銅(ボルドー粒子)は雨露、空気、病原菌の有機酸によって徐々に銅イオンが溶け出し、病原菌の表面に吸着されます。このとき銅イオンは病原菌の酵素系を阻害するので、ボルドー液は非選択的で広い適用病害を有します。また、ボルドー液の銅イオンには、植物体内でエチレン生成を促進する作用があります。ボルドー液の散布により作物はしっかりとした生育をすることになり、病原菌に対する抵抗性が高まります。
井上石灰工業株式会社-ICボルドー
井上石灰工業株式会社
ICボルドー 【使用例】
ICボルドー散布
せんこう細菌病対策 pic.twitter.com/AfYcmyTfDR— さわのぼりフルーツ園 (@sawa_orchard) 2015年10月3日
今週の【あさが来た】で和歌山に
いる愛之助が虫予防のためにと
話していた【ボルドー液】。稲生地区の井上石灰工業さんの
【ICボルドー】は、国内外の
ブドウ栽培でなくてはならない
製品です。井上石灰工業さんは、現在、… https://t.co/mXYhxWbqUL
— 前田学浩 (@ptca_pdca) 2016年3月18日
【オリーブ栽培】
一部のオリーブ畑でオリーブの果実の品質を著しく落とす病気(炭疽病)が発生しています。ICボルドー66Dの散布を行い、これ以上病気が広がらないようにしています。— NPO法人瀬戸内オリーブ基金 (@olive_kikin) 2015年7月21日
ICボルドー散布中。今年の梨防除はこれで終わり!あと二杯半。 http://t.co/DTCBU4rL
— なべけん (@nasiya_nabeken) 2012年11月4日
ICボルドーの薬害、通称スタメラ。どこまで外観的に許されるのか、これがOKなら有機栽培も比較的気楽になります。 pic.twitter.com/Oaktvzbo
— 岡崎晃裕(O.Akihiro) (@EG_okazaki) 2012年8月23日