ネオニコチノイドは、クロロニコチニル系殺虫剤の総称。
イミダクロプリド、アセタミプリド、ジノテフランなど
有機リン系殺虫剤に比べ、人体への安全性が高く、また植物体への浸透移行性があり残効が長い利点があり、殺虫剤の散布回数を減らせるため、最も主流の殺虫剤となっている。
しかし、ミツバチなどの減少の原因になっていると一部では使用禁止の流れもある。
もともとニコチノイドはタバコ葉に含まれる、ニコチン、ノルニコチンとその他微量類縁に与えられた総称であり、天然源殺虫剤として戦前から使用されていた。
1978年にニトロメチレン系化合物ニチアジンに殺虫活性があることが発見。これにニコチノイド基本構造3−ピリジルメチル基を導入すると殺虫力が向上し、化合物へと構造が展開される中でネオニコチノイド系殺虫剤が構築されていった。