有機質肥料(ゆうきしつひりょう)

有機質肥料(ゆうきしつひりょう)とは?

油粕、魚肥などのように、四要素のほかに有機質を含んでいる肥料をいう。これに対して化学肥料を無機質肥料という。


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有機質肥料一覧

米ヌカ

有用性物を増やす効果あり
価格も安いのでガンガン使いやすい

草木灰〔そうもくばい〕

草や木を燃やしてつくった有機質肥料。速効的で、特に花や実をつけるのに重要なリンサン・カリ分が多く含まれる。石灰分も含むため、酸度矯正効果もある。

鶏糞(けいふん)

他の家畜糞より肥料成分が多く、窒素、りん酸、加里を含むが含量は飼料の種類によって違う。元肥にも追肥にも使用される

鶏は牛や豚よりも腸が短く、エサの栄養吸収率が低いため、排泄された鶏糞には三要素(とくにリン酸)が比較的多く含まれる。
また採卵養鶏では卵の殻を硬くするカキ殻などをエサに与えるため、糞には石灰も多く含まれる。栄養満点肥料であるうえ、値段が安いので肥料界の優等生である

フスマ

小麦を製粉するときに除かれる皮の部分(外皮部と胚芽)で、日本では主に牛の飼料として利用されてきた。そのまま食べてもあまり美味しくないが、デンプン、タンパクのほか繊維質やミネラルが豊富に含まれており、最近、健康食品にも利用されている。

農業利用で注目されているのが土壌還元消毒。分解しやすい有機物を充分に土に混入し、水分が多い状態で発酵させ、土壌を強い還元状態にして殺菌する方法だが、これにフスマや米ヌカを利用する。

天敵を殖やすのに利用している農家もいる。宮城県の佐々木安正さんのハウスの通路にはモミガラが敷き詰められ、米ヌカとフスマも混じっている。米ヌカやフスマに生えるカビを食べてコナダニがどんどん繁殖し、それをエサにして、アザミウマ類の天敵であるククメリスカブリダニがどんどん殖える。こうして害虫のアザミウマが殖えなくなるという。米ヌカが注目されているが、フスマ利用もおもしろい。

燻炭(くんたん)

モミガラをむし焼きにしたもので、モミガラの形を残して黒く焼けたものがよい。苗床の土に混ぜると通気、排水がよくなり、熱の吸収もよくなる。

骨粉(こっぷん)

動物の骨を主体につくった肥料で、主成分はりん酸三石灰(Ca3P2O8)、骨素、油脂で、窒素や加里は少ない。骨粉には粗骨粉、蒸製骨粉、脱膠骨粉、脱脂骨粉などがあり、いずれも効き方はおそくゆるやかである。

椿油粕

サポニンを含むので害虫の忌避効果あり

遅効性肥料(ちこうせいひりょう)

効き方のおそい肥料をいう。たとえば油粕・魚粕・骨粉などがある。1回にかなり多く施しても害がない。

肥料あたり(ひりょうあたり)

「肥料負け」「肥料障害」「こえ負け」ともいう。濃い肥料を施した場合に起こりやすく、障害が軽ければ、葉の先や縁が枯れる程度だが、ひどいときには株ごと枯れてしまう。